事例検討会 『終末期ケアについて』
2020年01月27日 研修
本日、7回目の事例検討会を下記の内容で実施しました。
みなさま、ご協力の程を本当にありがとうございました。
日時:令和2年1月27日 18:30~20:30
場所:デイサービス来住
内容:
① 居宅サービス課 「訪問入浴の看取り」
② 地域サービス課 「頑張り屋さん O氏」
③ 医療サービス課 「訪問看護から看護小規模多機能ホームへ移行しての看取り」~家族の支援が難しい中、症状の進行が早く看取りに対する介入が困難だった事例~
当法人の三課からそれぞれ一つずつ事例を出し合い、終末期のケアについて参加者さんと共に話し合っています。
① 訪問入浴では、末期がんの男性が最期まで気持ちよく入浴を行う事ができるよう支えさせて頂いた事例を発表しています。
バイタルサインの結果が主治医の許可範囲外であっても、ご本人の希望に応じて随時医師と相談しながらできる限りの支援を行っています。
② グループホームむくは、90歳 女性 について、ご本人の意思決定を最期まで大切にした事例を発表しております。
モルヒネ等の疼痛コントロールについて、ご本人の悩みや葛藤を職員全員が考え、支援をさせていただきました。この事例から、日頃からご本人の意思決定を尊重する事の大切さを改めて考えさせられました。
③ ほのかのぬくもり(看護小規模多機能)では、80歳代の末期がんの男性について
進行が極めて早く、数日の間に状態が変化していく状況をご家族と情報共有する事が難しかった事を振り返っています。ご家族の性格・考え方・関係性・支援体制など、もっと早く確認できることはなかったか?その時何ができたのか?
事例の期間が短かっただけに、今一度立ち止まって考えています。参加者と共に考えています。
今回の事例検討会、参加者さんのご協力もあり、大変学び深い内容となりました。今後も、地域に暮らすひとりひとりの方の生活について、私たちが関わらせていただいた事例を様々な方と様々な意見で振り返る機会を重ねていきたいと思います。