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訪問看護を始めて21年になりました。

2021年09月14日 訪問看護ステーションてとて

(株)クロスサービスに就職して21年、訪問入浴・ケアマネージャー・訪問看護と経験してきました。     初めての事が多く、ご利用者やそのご家族から教えていただく事が多かったです。車の運転も大変でしたが、地図を見ても迷い家にたどり着いた時は嬉しかったです。訪問系の仕事はご利用者だけでなくそのご家族との関係も大切です。この20年余りの中で、ご家族との心に残った出会いを紹介します。

①当時幼稚園に通っていたMちゃんのお姉ちゃん                                Mちゃん訪問時にケアをしながらご両親やお姉ちゃんとお話をします。ある時、小学生のお姉ちゃんに絵を描いてと私がお願いしたところ私の似顔絵を描いてくれ、「しょうらいやそしまさんみたいになりたいです」とも書いてくれました。心が癒されました。現在は中学3年受験生勉強を頑張っています。絵も描き続けていています。自筆の絵のお年賀をいただいています。                                  ②当時高校生のJさんの妹さん                                       週に1回の訪問時、ケアをしながら勉強や、推しアイドルの話を沢山しました。家族の関わりや、自宅に来る看護師を見てか、ある頃から「看護婦さんになりたい」と進路を決め、一生懸命勉強し今年無事に看護師の資格をとり病院に勤務しはじめました。自分の事のようにうれしかったです。                               ③癌を患い自宅で最期を迎えたCさんの奥様                                残り少ない時間の中、毎日できるだけ楽に過ごせるようにと一緒に考えながら日々のケアを行っていました。ご家族にとっては初めて経験されるようなケアでしたが、すぐに覚えて実践し、ご家族の絆を感じました。そんな時、奥様が「生まれ変わったら私も看護婦さんになりたい」と言ってくださり、とても感謝していただきました。            

新しい出会い・別れを繰り返しながら、日々悩みながら緊張の中で、訪問看護を続けています。              そんな中ご家族の一言に励まされ助けられたエピソードでした。                        これからも、ご利用者と誠実に向き合い日々の仕事を頑張っていきたいと思います。                Mちゃんのお姉ちゃんが書いてくれたものです。

                看護師  八十島 美和子        IMG_0447IMG00699