訪問看護制度があるから
2023年01月05日 訪問看護ステーションてとて
安心とか安全とか日ごろ何気なく口にするけれど、私にはその類語の安寧(あんねい)なる言葉が まず浮かぶのです。
こ れが看護の分野では、患者が痛みや不安などに苛まれることなく、日々を過ごせるだけの平穏な心のありようを「安寧」と表現しているとか。 その安寧を身近で享受できるのが訪問看護の制度で、障害があったり、病弱だったり、そんな気弱な時は誰かの力を借りたくなって。 それも投げやりの人生なら、他人の力はそれほど必要としない。 必死で生きようとするから、立ち上がろうとするから、この看護の手助けが求められて。
その支えを人一倍必要とする重度障がいの、私の趣味は郊外に自ら車を運転して出かけ風景写真を撮ること。 車いすを積んで下して、このしんどさもできることが楽しくて。 そしてそれを毎日仕事として2件のブログを書いて、書けることが私の健康のバロメーター。 その体調管理をしてくださるのが訪問看護。
身体を鍛えるのではなく、高齢であれば現状維持が第一目的で、これをできる限り長く続けようとして。 私にとって安寧な暮らしができるのは、明日はこれをするという用事があること、そしてそのための手助けがあることでまたやる気がおこるのです。 漠然とした明日があるのではなく、明るい日につながる今日があるのです。
「生」の漢字は音訓など50以上の読み方があって、逆に「死」はし、しぬるのみ。 いかに生きることが大切か、それを担う最前線にいるナースの献身的な奉仕に頭がさがる思いです。 Y・Y様
Y様は、障がい者になり、自分の中で葛藤しながら今の生活スタイルを築かれました。 得意なパソコンを使い趣味を活かしてブログ投稿のお仕事をされています。 車椅子への乗り降り、車への乗り降り車椅子の積み降ろしは決して簡単なことではないと思います。 生活に絶対必要な動作なので、日常的にずっとやり続けなればならない事になっています。 そんな状況での中でも、楽しみをみつけ自分らしく生きる事が出来ていて素敵なことだと思っています。
私たちは、医師の指示のもと体調を整えるお手伝いや、助言をしています。これからも御利用者様とたくさんお話をして、自分らしく生活できるように、各事業所と連携をとりながら関わっていきたいと思います。