和気職員ミーティング(1月ヘルパー会)
2023年02月28日 ケアサポートまつやま和気事業所
今回は、認知症をテーマとし、著書「ゆかいな認知症」の作家 奥野修司さんの対談を資料として研修を行いました。
奥野さんは、認知症の方や、ご家族に取材をしていくうちに、認知症の方は何もかも分からなくなっているのではなく、同じ言葉を繰り返し言ったり、あちこちウロウロ(徘徊)するのは、何か理由があることに気づいたそうです。
まずは、その人の話に耳を傾けることや、会話していくうちにどのような背景があるのか理解することで、訴えている発言や徘徊の理由がだんだんと分かってくるそうです。
相手との接し方が大切で、代表的な認知症ケア方法、パーソンセンタードケア、ユマニチュード、バリデーション療法を学習しました。
・パーソンセンタードケアは、その人がたどってきた人生、その人らしさを尊重する介護をすること。
・ユマニチュードは、同じ目線で視線を合わせること、反応がなくても頻繁に優しく話しかけること。
・バリデーション療法は、本人の経験や感情を理解し、共感して接すること。
上記のことは分かっていても、なかなか出来ないこともあります。その人、その人、その時、その時で状況が全く違います。その日、その時の状況をしっかりと理解し、対応していきたいと思います。
もし失敗しても、それを振り返り、接し方法を考えて携わらせていただければと思います。
相手の人生に携わらせてもらうことは、とても重いものと意識して、日々学習し、よりよいサービスが提供できるようにしていきます。