ほのかの防災対策
2023年03月15日 訪問看護ステーションほのか
防災の日がある9月、訪問看護ステーションほのか・てとての職員を対象に、防災の意識を高めることを目的に、防災のアンケートを行いました。
南海トラフ地震の今後30年以内の発生率は70~80%、今後40年以内では90%(令和4年1月現在)と、南海トラフ地震発生の危機は、刻々と高まっています。
スタッフ通信を見ていただいた方に、アンケート結果を参考にしていただき、防災について考えるきっかけになればと思い、一部抜粋して掲載いたします。
1.災害時どこに避難しますか?(複数回答)
市町村指定の避難場所 | 在宅避難 | ホテル等 | 車中避難 | 分散避難 |
18 | 7 | 0 | 6 | 4 |
指定避難場所に避難を考えている人が多いですが、全国的にも同じ結果です。避難所が最も支援を受けやすく、分散避難は取り残されて支援が受けられないのでは、と考える人が多いようです。在宅避難・車中避難は、防災対策・防災グッズが十分でないと難しそうです。
2.防災に関する家族との約束事
・集合場所(避難場所)の確認。 9名
・連絡方法の確認。避難場所は171で通知する。 2名
・今いる所から動かない。 2名
・学校や保育園、お友達の家などで動かない。迎えに行くことを伝えている。 3名
・みんなバラバラの時は、赤十字病院に集合する。 1名
・お互いに連絡し合う。(家族ライン等) 1名
・自宅にいる時は戸を開ける、もしくは屋外へ。 1名
・決めていない。 6名
特に平日の日中は、災害が起こると家族がバラバラになる可能性が高いです。全国的なアンケートで、災害時に不安な事として、家族の安否という回答は多いです。訪問看護が必要な方はご家族の支援が必要な方が多いので、家族間での約束事はぜひ話し合っておいた方が良さそうです。
3.衣料品で準備しているもの(複数回答)
雨具 | 毛布 | タオルや服は持ち出し袋に入れている |
10 | 2 | 5 |
全国の自治体では、食料や毛布の備えは進んでいても、衣類の備蓄は少ないそうです。個々人で普段使用している衣料品の種類・枚数も違うため、3日分は用意が必要と言われています。
4.おすすめ防災グッズ
・麦茶パック(水だけだと飽きるかも)
・箸、スプーン、紙コップ
・保温シート、防寒シート
・敷物シート
・トイレットペーパー
・簡易トイレ(避難所のトイレは不衛生で避難者の困り事1位)
・スリッパ
・ロープ
・ソーラーパネル(スマホ用、家電用など)
訪問看護ステーションほのか・てとてでは、利用者様にも協力していただき、利用者様全員に緊急連絡簿を作成し、利用者様の防災対策を一緒に考えさせていただいています。