スタッフ通信

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和気職員ミーティング(9月ヘルパー会)

2023年11月09日 ケアサポートまつやま和気事業所

みなさん、こんにちは(^^)

今回のヘルパー会のテーマは、「認知症」について。

認知症の方への精神療法のアプローチ、留意点を学びましたので、その中のいくつか紹介します。

○「身体感覚」に関心を向けてもらう

 認知症の方は、生活上の失敗で悩み、関心が暮らし辛さや”ストレス・不安”にばかり向いてしまう傾向があります。

 →本人の関心を「身体」にも向けてもらうアプローチが大切。

  例:食事量よりも、食事の美味しさ

    起床時間よりも、目覚めの気分や夢の内容

    居眠りのあとの心地よさ

    体を動かした後の疲れ、入浴後の気持ちよさ

    散歩時の日差しや外気の感覚  など

    本人に「身体感覚」に注意を向ける問いかけをする

 「身体感覚」は、”ストレス・不安”とは異なる「現実」という意味がある。

○努力や忍耐への敬意

 機能低下に対して、無力ではなく生活上、自ら工夫するなど対処している。努力への賞賛や達成の喜びの共有をすることで、自己効力感の維持につながる。

○生きがいや過去の達成感を言語化してもらう

 これまでの人生の経験や、その時に感じたやりがいや達成感を話してもらう

 →傾聴し、敬意を表すことが、本人が自らの過去を肯定することにつながる。

対話をしていく中で、上から目線で褒めるのではなく、できるだけ本人の目線の近いところで、一緒に喜びを共有していきたいです。

また、全員が全員同じでないことを念頭に置き、また、その日その日で状況も変わります。その日、その方に合った対応をさせて頂き、よりよいサービス提供のため、今後も学習していきます。