認知症について学びを深めるための活動をしてみて
2024年04月15日 訪問看護ステーションほのか
グループの職員が二カ月に一回程度集まり、認知症についての学びや認知症の方との関わり方で困ったことなどについて話し合いを行ってきました。
その中で学んだことをご紹介します。
認知症は中核症状と周辺症状と呼ばれるものがあります。
中核症状・・・見当識障害・失認、失行・物忘れ・言語障害などがあります。(脳の機能障害によるものでほぼ全員に見られます)
周辺症状(BPSD)・・・徘徊・せん妄・抑うつ・興奮・睡眠障害(中核症状によって引き起こされます)
周辺症状は、感情が不安定になることで引き起こされるともいわれています。不安が徘徊やせん妄の原因とさ れているため、今までの生活環境や性格、人間関係によって周辺症状の現れ方は個々により大きく変わります。
これら認知症によって起こる行動と上手く向き合うにはその方の今までの生活や環境を知り、不安に思っていること、何を求めているのかを知ることが大切であると学びました。
これからの認知症の方との関りに活かしていきたいと思います。
(余談ですが・・・)
アルツハイマー型認知症では、記憶障害よりも前に嗅覚障害が起こるとも言われているそうで、食べ物の腐敗臭やコーヒー、花の香りに対して鈍感になることがあるそうです。
4月になり、桜が満開を迎えましたね。桜は満開から1週間程度で散り始めるそうです。
短い桜の季節を楽しみたいですね。
花の香りを嗅ぐ・見る・触る事で癒しや刺激を得られるかもしれませんね。